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羽田滑走路延長

政府・自民党は、現在最長3,000mの羽田空港の滑走路を300-400m延長する方針である。5年程度をめどに完成させるべく、調査に着手する。(4/4日経朝刊記事)

現在の3,000m滑走路では、B777やA340は問題ないが、B747がフルペーロードで離陸するには長さが足りない。A380でも、フルペイロードでの離陸にはぎりぎりの長さである。深夜時間帯を使った欧州路線の開設は、英仏独蘭4カ国と既に合意している。気象条件によっては、滑走距離が延びることもあり、安定的な運航を行うためには滑走路延長が必要ということであろう。

羽田の国際線については、2010年以降、昼間は近距離国際線に限定、長距離路線については、成田の使えないPM22時-AM6時に発着する便についてのみ認めることになっている。羽田の国際線を無制限で認めると、航空会社の希望が羽田に集中するためだが、羽田の滑走路が3,000mしかないことも欧米便の就航を認めない理由になっていた。

この制約がなくなれば、航空会社としては、深夜だけでなく、昼間も飛ばしたいということになる。実際、深夜だけの運航では、早朝到着して深夜まで空港で停泊するなど、機材運用の面で制約が大きい。例えば、往路に深夜発を使えば、復路は昼間着を認めるとか、深夜限定という制約を緩和してもよいのではないだろうか。

もうひとつは、成田との関係である。羽田の国際線が増加すれば、成田への影響が懸念される。ただ、成田高速鉄道の開業により、成田のアクセス面でのハンデイは減少する。千葉県や東京都東部からは、成田でも不便はないということなら、国際線の一部を羽田に移す代わり、成田にも国内線を増加させることも考えられる。要は、羽田=国内線、成田=国際線という分離政策を見直し、双方から国内線・国際線が発着するという形に持って行くことで、首都圏の需要に対処し、かつ地方からの乗継利便性の向上が図れれば理想である。

これなら、羽田-成田乗継客のために、3兆円もかけてリニアなどという馬鹿げたことを考えなくてもよい。

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