国交省は、関西空港と地方空港を結路線に外国航空会社を参入できないか検討に入った。
関西空港と地方空港を結ぶ路線はJAL・ANAとも撤退が相次いでいるためである。
http://money.goo.ne.jp/investment/news/keizai/jijiji-081218X133.html
通常、外国航空会社が日本の国内線を運航することはできない。
同時に、日本の航空会社が米国や欧州で国内線を運航することもない。
NWが名古屋-成田路線を運航しているが、これは国際線扱いのフライトであり、同区間だけを利用することはできない。
こんな超異例なことを関空にだけ認めなければならない理由は何か?
JAL・ANAが見捨てたような路線を、一体外国の航空会社が運航するのだろうか。
日本の航空会社の高コスト是正には有効という意見もあるだろうが、それなら関空に限らず、全空港に解禁すべきだ。
そもそも、こんな奇策を考えなければならないのは伊丹空港を残しているからではないか。
伊丹空港を廃止しても利用者はJRや神戸空港に流れるだけと言うだろうが、それでも関空の利用者も多少は増えるはずである。
たとえ発着回数が2万回程度の増加でも、主要都市10の空港に新たに1日3便程度運航できれば、乗継拠点としての役割は果たせるだろう。
もっとも、国内線が充実しても、肝心の国際線が撤退続きではどうしようもない。
中部も際内乗継の利便性を宣伝していたが、撤退が相次いだ。
地方の需要をかき集めたところで、ビジネス需要が少ないから採算に乗らないのである。
伊丹の存続を当然の前提として、関空もと欲張っても、両立は現状困難である。
伊丹の存続を前提にするなら、もう関空は国内線は諦めて、国際線に特化することだ。
伊丹を廃止して国内線旅客を不便にしてまで関空国内線を充実しても、上記の如く国際線の充実にはつながらない、そんなことにエネルギーを費やすのは無駄というのももっともな話である。
ただし、それは伊丹に騒音対策費を支出しながら、2期工事に過大な投資を強行した関空のツケを同時に負担することになる。
多少の不便は我慢しても伊丹は廃止するか、それとも伊丹を残したままで、2重の負担に耐えるのか、そろそろ決断すべき時期だろう。
もっとも、前者を採っても関空がハブ空港として復活できる可能性は薄いところが悩ましいところではある。
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